2人目の履歴書のサンプルです。
通信機器販売会社の営業から不動産仲介会社への転職を希望する27歳Bさん(男性)
平成20年に専門学校を卒業し4月に通信機器販売会社に就職、支店の法人営業部に配属されました。入社後7年間都内の法人回りの営業に従事し、新規開拓も多くこなす優秀な営業マンとして活躍しています。不動産業界はまったくの未経験ですが営業力には自信があるため、収入アップを求めてより報酬の多い不動産仲介会社に転職を希望する事例です。
①免許・資格
平成18年8月 普通自動車運転免許第一種 取得
②趣味・特技
実際の文章
「高校卒業後カメラマンを目指し写真・映像の専門学校に進学しました。その時撮影の授業で「見方を変えると人物の表情も変わる」ということを学びました。
卒業後は全く畑違いの通信機器の販売会社に就職しましたが営業という仕事はすぐ好きになりました。元来負けず嫌いの性格も重なったおかげで入社2年目には同期の中でトップ、4年目に全国1000人の営業マンの中でトップ10に入る成績を収めることが出来ました。学校で学んだ言葉「視点を変えればニーズが分かる」を自分なりに解釈・実践し、それを営業に活かすことができました。私はこのような経験から未経験の仕事を任された時、新しい問題が起こった時等は一旦人と違う角度から物事を見て考え問題解決を図ることができるようになりました。」
- 上記の例は特技・趣味の欄に記載しましたが、履歴書(または別紙)に過去の仕事の実績・営業実績は具体的に記載するべきです。不動産業界未経験者で転職する場合でも採用する側はある程度即戦力を求めます。仕事に関係のない趣味・特技を並べて履歴書に記載してもあまり重視されません。履歴書に限らず採用選考の際に提出する書類は自分の実績をアピールする事が必要です。
③健康状態
実際の文章
「良好。」
④志望の動機
実際の文章
「通信機器の営業で23区内の不動産会社の社長さんと親しくさせて頂き、不動産仲介会社の業界のことを聞くようになりました。話を聞いて私はこの業界に大変魅力を感じました。中でも一番魅力を感じたのは、不動産仲介会社の給与は上限が無く成績を上げれば上げるほど収入が上がることです。現在の会社では私個人の営業成績は月々の給料に反映されません。貴社では3ヵ月ごと営業成績が給料に反映されるのも魅力的でした。そして現在の営業エリアである東京23区の中に多くの店舗がある貴社に応募しました。」
- 一部の大手不動産仲介会社(全国規模)を除けば、志望動機が「稼ぎたいから」「給料が良いから」等といったものでも大丈夫です。不動産仲介業は他の業界に比べて成果報酬の度合いや給料の歩合率が高いのは一目瞭然なので、この志望動機を履歴書に記載したり面接で話したりしても問題ありません。わざと他の志望動機を並べるよりもその方が応募者の意欲が感じられます。
⑤本人希望記入欄
実際の文章
「東京23区への配属を希望します。」
- 原則として得意なエリア・土地勘がある地域を希望して記載するのが良いです。