前職場を辞める理由と志望動機
どの職業においてもそうですが、採用担当者は前の職場を辞める理由に注目するものです。履歴書にある程度触れてあったとしても、面接ではさらに掘り下げて確認していくはずです。
転職の理由が「給料面」にある場合、転職先でそれが保証できるかというのは比較的判断しやすいものです。しかしながら理由が「やりがい」にある場合、仮にその人物を雇用しても再び「やりがいが感じられないのでやっぱり辞めます」と言われる可能性を当然想定します。
そういったところから「やりがい」を感じるのがどのようなことなのか、具体的に聞かれることがあります。この時の模範的な答えの例としては、「レクリエーションなどを通して利用者と楽しむ時間がもてた時」というように、現実味のある内容が求められます。
また、志望動機については、その時の段階や得られている情報から、自分がそこで働いた時の事を想像し、「ここで自分が働けるのならどんな介護がしたいのか」ということを具体的に伝えるようにします。
- 退職理由は、現実味のある具体的な内容で回答したい。
協調性があるか
介護はチームプレーです。周りのスタッフと共に協力し合いながら仕事をすることが、絶対条件として求められます。そして、上司の方針に従わなければならないので、従順性も求められています。
転職する理由が前職場での人間関係だった場合、ここを重点的に確認されることが想定されます。どのような理由で人間関係が悪化したのか、改善するための努力を払ったのか、今の職場の上司や管理者のことをどう思っているのか等です。似た様なことが新たな職場でも起こりそうであれば、あらかじめ伝えた上で採用を決めるか、それとも見送るかのどちらかとなることが多いです。
- 介護は周りのスタッフと共に協力し合いながら仕事をすることが絶対条件。
本記事は2016/03/25の情報で、内容は介護福祉士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。