人事の適性(向き・不向き)

職業:人事

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営業的センス

 管理部門では、本来営業としてのスキルは必要ありません。しかしながら、優秀な人事は、ほぼすべてと言っていいほどに営業としての資質を持っています。

 

 当然のことながら人事は社内の人に関わる業務だけではなく、むしろ社外的な活動がより重要な面もあります。特に採用に関しては、企業の「顔」ともなる存在です。

 

 人材不足時代において、優秀な人材を獲得することにどの企業もとても苦心します。新卒採用では内定を取る人材が偏り、一人で5社も10社も内定を獲得します。そういった人材に興味を抱かせ、入社の意思を固めさせるためには、採用担当者となる人事の人柄や魅力が重要です。

 

 そのためには、人事は企業や業界のビジョンをプレゼンテーションする能力が不可欠です。要は企業を宣伝する営業マンとしての力を発揮してこそ、優秀な人材を獲得できることになるのです。

 

  • 企業を宣伝する営業マンとしての力を発揮してこそ、優秀な人材を獲得できる。

 

勤勉な努力家

 人事には豊富で正確な知識が必要となり、法律や税金、時には経営の知識も求められます。

 

 その知識は一度覚えたら完了ではありません。法律や税金に関しては改変されることもしばしばで、その度に知識や情報をアップデートしなければなりません。常にアンテナをはって、勉強することにを熱心に継続していく能力が必要になります。

 

 また、企業作りの骨格ともいうべき人事制度は、経営の基本を知っていなければ成り立ちません。さらにその制度を機能させるためには、人の心を知っていなければなりません。心理学まで学ぶことはありませんが、人の心を知ろうと努力する姿勢は必要です。何事も学び続ける努力家であることは、人事の適正のひとつです。

 

  • 常にアンテナをはって、勉強することにを熱心に継続していく能力が必要。

 

資質プラス熱意

 「勤勉」「努力家」「営業センス」「魅力ある人柄」など、まるでパーフェクトな人材のようですが、実際に人事を極めたベテランのスタッフは、すべてを持ち合わせていると言っても過言ではありません。そこに至るまでは、大変な困難も経験してきていますので、そうして人格が磨かれ優れた人事に成長していきます。

 

 企業の花形的な職業である一方、大変に地道で、嫌われ役を買ってでないと務まらないポジションでもあります。その業務を貫くには、なぜ人事になりたいのか、この仕事の何が魅力なのか等、相当の熱意が必要です。特に若くして人事を目指すには、大変な苦労があっても、それでも人事をやりたいと貫く気持ちを持ち続けられるかどうかが問われます。

 

 そうして長い歳月をかけて、中堅になり、またベテランになる頃には熱意に加えて冷静さも兼ね備わり、理想の人事の姿に近づいていきます。

 

  • 業務を貫くには、相当の熱意が必要。

 

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本記事は2016/03/25の情報で、内容は人事としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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