土木施工管理技士の適性(向き・不向き)

職業:土木施工管理技士

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幅広い能力が必要

 土木施工管理技士は技術者ではありますが、工事現場をコントロールするためにはオールマイティな能力の習得が必要です。これが建設業界でしばしば「現場所長は社長と同じ」と言われる所以です。必要となる主な能力を挙げながら、適性・不適性について説明します。

 

理数系能力と論理的思考力

 設計図面に書かれているのもを現場で作り上げるというのは、プラモデルを組み立てるような簡単なことではありません。これは建設業独特の性質で、現場毎に施工方法(作り方)を検討する必要があることがその理由です。もちろん標準の施工方法というのはありますが、現場においては必ず問題が少なからず発生するもので、それを一つ一つ乗り越えていかなければ完成に辿りつけません。

 

 製造業等では、「設計段階でテストを繰り返し、設計が決まれば工場で大量生産できる商品」を扱うのに対し、建設業は「設計段階では現場調査と机上検討のみで、実際に作る段階でしか見つからない問題は現場で解決しながら作る一品商品」を扱う仕事です。このような性質上、土木施工管理技士は施工検討の知識と経験をもとに、現場をよく観察し、諸条件を整理し、問題点を洗い出すことが第一段階となります。その上で現場独自の施工方法を検討したり、設計図面を修正したりするのが技術者としての資質を評価されるポイントとなります。

 

 このため、理数系であることは前提条件ですが、それに加えて論理的思考力に長けている人は特に適性があります。一方でいわゆる天才型の思いつき・ひらめきタイプは、考え方が場当たり的になりやすいため、あまり向いていません。

 

  • 現場毎に問題点を洗い出し、適切な施工方法の検討や計画修正が求められるので、理数系で論理的思考ができる人が向いている。

 

コミュニケーション力

 現場で関わる人は幅広く、作業員、発注者、設計者、地元住民・団体や、警察などの関連機関、現場で雇う事務職員、と多種多様です。これらの方々と信頼関係を保たなければ工事はうまく進みません。このため、どのような相手であっても、様々な視点と姿勢をもって接することができる能力は重要となります。

 

 これは実地経験によって培うことができるものです。しかし、頑なに自分の考えを押しすぎる傾向があったり、感情を表に出しやすい性格ですと、このスキルの習得の妨げになります。コミュニケーションをとるときは、自分の考えをしっかり持ちながらも、聞き手7割、話し手3割くらいの心構えで付き合えるような人が最も成長しやすいです。

 

  • 自分の考えをしっかりと持ちながらも主張し過ぎず、関係各所の立場に立った柔軟な対応ができる人が向いている。

 

リーダーシップ力とフォロワーシップ力

 現場を管理するにはリーダーシップが必要なのですが、現場事務所は複数の現場監督からなるチームで構成されることも多いです。大規模工事になると元請の現場監督だけけで5人以上となります。このようなケースでは、事務所を主導するのは所長と副所長であり、残りは各担当に回ります。ここで大事になるのがフォロワーシップです。

 

 「船頭がたくさんいても仕方がない」とよく言われるように、現場所長の指揮命令系統のもとで手足となると同時に、チームの一員としてリーダーをサポートしていく姿勢も、組織体制における役職に応じて重要となるわけです。職質上、現場監督はとかくリーダーシップの主導権を取りたがる傾向が強いですが、実は、リーダーシップとフォロワーシップの使い分けが柔軟にできる人が、建設会社にとっては人材としての活用性が上がります。

 

  • 複数人の現場監督がいる場合、担当チームのリーダーをこなしつつ、所長の指示に従いフォローをする役割の両方を使い分ける必要がある。

 

交渉力

 現場監督が経験を3〜5年程度積むと、契約関係(工事契約、下請契約、材料調達など)の仕事も任されるようになります。この仕事で成果を挙げられるようになるためには、かなりの実践経験を要します。より成長を促すキーポイントは、一般的なビジネス書で紹介されているような様々な交渉スキルを自分なりに身に付けていくことです。

 

 土木施工管理技士は技術者のイメージが先行してしまいがちですが、営業マンのようなスキルに対しても向上心を持ち積極的に学ぶ姿勢が持てることも大事な適性です。

 

  • 技術者としてのスキル向上だけではなく、契約関係業務を円滑に進めるための交渉力も意識的に身に付ける意欲が求められる。

 

本記事は2016/03/10の情報で、内容は土木施工管理技士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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