プロが教える円満な退社・入社のための5つの秘訣

ライター:高下真美

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 初めての転職を考えたとき、できれば円満に退社し、気持ちよく次の会社に入社したいと考えるのが当たり前ですよね。しかし転職の時にやりとりなどを失敗をしてしまうとトラブルを招きかねないポイントがいくつかあります。

 

 今回は、去る会社に対しても入社する会社に対しても良い印象を与えられる5つのポイントをご紹介します。転職エージェントで丁寧に教えてもらうこともできますが、転職活動をスタートするタイミングから様々なことを想定して動いておけば非常にスムーズに転職活動から退職、入社と言う流れを進めることができます。退職した後でも良い関係性を保てるような旅立ち方を学びましょう。

 

<※円満な退社・入社のための5つのポイント>

  • (1)転職のタイミング
  • (2)入社予定日・退職日の決め方
  • (3)退職の切り出し方
  • (4)引き止めのかわし方
  • (5)引き継ぎのポイント

 

(1)転職タイミングを見計らう

 まずは転職タイミングを見計らうことからスタートします。以下は退職時期を決定するために必要なポイントです。

 

  • 大前提として会社の繁忙期は避ける
  • 転職活動にかける期間を決めて退職時期から逆算する(転職先選定・書類作成・面接・内定にかける時間を決めておく)
  • 退職交渉、引き継ぎにかかる期間を計算しておく
  • 求人が多い時期(1~3月、5月、9月など)に転職活動ができるように逆算する

 転職活動が初めての方でも2か月~3か月で大抵は決定します。前もって予定を決めておけば選考を早くすることも可能ですし、条件に合わないところは省いて転職活動することができるので迷うことなく決定することが可能です。

 

 退職交渉や引き継ぎの期間の目安が自分だけで判断ができないようであれば退職した先輩などに話を聞いておくと良いでしょう。

 

 また、求人が多い時期を選ぶ理由としては、なかなか求人を打たない会社も出現する可能性が高く、良い転職ができる可能性があるからです。

 

(2)入社予定日・退職日をどう決めるか

 職種や年齢にもよりますが、転職に成功している人は平均13社程度に応募をした方が多く、その後書類選考で4分の1が通過、一次面接でさらに4分の1が通過という確率になっています。

 

 計算上はかなり厳しくなってしまいますが、個人差がかなりあるため、自分の選考状況を見て確率を出すことが大切です。時間通りに進められるように応募数や条件面などを再考して実施することが成功への鍵です。

 

 そして、本題ですが、面接の時に退職や想定の入社日などについてヒアリングされる機会がありますので、自分が考えている時期を話し、その会社が待ってくれそうかどうかの温度感を測っておくことが非常に重要です。

 

 大抵は二次面接が最終となりますのでその時には感触が分かるはずです。お互いの時間を無駄にしないためにも質問しておくことでその後の交渉などがスムーズになります。転職先企業も早く人が欲しい状態なので、交渉の余地があるのかないのかは確認しておくと、内定取り消しなどのトラブルにならずに済みます。

 

 また、これと同時並行で現職の会社での退職手続きに必要な書類の準備、引き継ぎがすぐできるように業務整理を行うこと、引き継ぎ相手に目星をつけておくことが必要です。

 

 それには周囲の仕事状況を把握する必要がありますので、日頃からコミュニケーションをとり、周囲のメンバーがそれぞれ、どのくらい余裕があるかを把握しておきましょう。

 

 (3)退職の切り出し方は?

 内定が無事決まったら、現職の会社に退職を切り出しましょう。退職願を書いた上で、上司に話す時間をもらい、「いつ辞めたい」ということを伝えます。この際、退職までの間に行う引き継ぎの流れ、ご迷惑をかけないように業務整理などが進んでいることなどを伝えます。

 

 退職に向けた準備は万端であることを伝えておきます。上司にあなたの本気度と引き止めにもなびかないという姿勢を見せておくことが大切です。

 

 その後は人事に話が通るのがいつか、引き継ぎのスケジュールなど、マネジメントを行いましょう。

 

 (4)引き止めのかわし方

 有能な方であれば、さまざまな方法で引き止めが始まります。直属の上司、部長、役員クラスからの飲みのお誘いなどがありますが、全て参加してはっきり残る意志がなく、どんな意見を言われてもそれが揺るがないことを伝える必要があります。

 

 ここで変に保留し、逃げてしまうと「まだ検討してくれているのだ」と相手が思ってしまいます。そのまま退職意志が保留の状態となり、人事に退職したいという申し出が出されないという事態を招きかねません。

 

 どんな条件を提示されても、「外でやりたいことがある、自分の人生計画上で曲げられない」ことを伝えましょう。こちらも想定問答集を作っておくと非常にスムーズです。

 

 大抵は会社の制度や給与に関する不満、人間関係に対する不満、仕事に対する不満などを引き出され、制度や給与の変更、他部署への異動、役職の提示など様々な条件が出されます。それぞれに対してこれ以上の説得は不可能と感じるような答えを準備しておきましょう。

 

 また、不満があっても不満のまま伝えることは絶対に辞めましょう。円満退社が遠くなりますし、あなたが積み上げてきたキャリアの評価がゼロになってしまいます。

 

 退社するので関係ないと思うかもしれませんが、世間は狭いものです。自分に必ずしっぺ返しがきますので、不満ではなく改善提案をするか、自分が最後のお土産として改善するための行動をして去るくらいの心持ちで進めていくことが大切です。

 

 このような受け答えができれば退職交渉はほぼ完璧です。もし何かの条件を提示され、検討しておいてと言われても、1日良く考えて検討した結果の答えを翌日、もしくは翌々日に伝えるようにしましょう。

 

 (5)引き継ぎもうまく行う

 引き継ぎをする際に大切なのが、どんな社歴・経歴の相手に引き継ぎを行うのかを想定して引き継ぎ資料などを作っておくことです。これは他の業務や転職活動と並行して確実に行っておきましょう。退職時の心象が悪くなることで1番多いのが引き継ぎです。

 

 引き継ぎ漏れはもちろん、相手の社歴が浅くて理解ができない可能性も踏まえて、仕事のスケジュール管理方法の整理、ミスをしない仕事の進め方を纏めておく、最初の作業を一緒にやるなど、出来る限りの時間を割いて対応することが大切です。

 

 

今回の記事のまとめ

 このように円満退社・入社を実現するにはこの5つの点を把握し、転職活動中から準備に準備を重ねておくことが必要です。日頃から上司と関係性が良ければあなたの気持ちを理解して、応援してくれるでしょうし、引き継ぎや日頃の仕事の丁寧さがあればむしろ良い印象を残して会社を去ることができます。

 

 退社や入社をする時こそ、相手が今どういう状態かを理解することがとても大切です。上司は評価が下がり、周りの引き継ぎ相手は仕事が増えるわけです。入社先の企業はもっと早くに入社して欲しいと思っています。「そんな気持ちを理解しているからこそ、このように動いているよ」と自分の動きを伝えることで、相手の安心感を醸成し、仕事をスムーズに進めることができます。

 

 1つのプロジェクトを運営する仲間のように考えて感謝をしながら進めていきましょう。

 

ライター

高下真美リクルートグループ勤務経験からの独自の視点が好評

「元人材業界出身者による転職お役立ちコラム」シリーズ

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新卒でインターンシップ紹介、人材派遣、人材紹介のベンチャー企業に入社。大学4年の在学中から勤務を開始し、営業・コーディネーター・人事・総務に従事。名古屋拠点立ち上げなど様々な業務を経験。取引先はベンチャー企業から大手のIT、流通、情報、サービスなど多岐に渡る業種に対し、営業・コーディネーター、両面の業務を担当。その後、株式会社リクルートジョブズ(旧社名:リクルートHRマーケティング)に転職し、リクナビ、リクナビNEXT、はたらいく、とらばーゆ、タウンワーク、フロム・エーナビなどの求人広告や、年間の採用計画、企業の成長に合わせた人材像の見直しなどを提案する営業として8年勤務。その間にMVP、チーフとして率いたチームでMVTなどをそれぞれ複数回受賞。既存顧客の取引拡大、新規開拓業務に従事。大手アパレル、外食チェーン、流通、医療など幅広い業種に対して、新卒・中途、アルバイト・パートの年間採用プラン、採用支援システムを提案。結婚、夫の転勤を機に退職し、現在は人材系コラム、女性のライフスタイル系メディアの記事執筆など、フリーライターとして活動中。

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