現役の採用責任者が語る転職活動最大の極意とは?

ライター:菊本健司

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現在の収入を確保したまま転職活動をすることが大切

 地方のIT系上場企業の現役採用責任者をしています菊本健司です(自己紹介はこちら)。今回のコラムは初めての投稿になりますが、私のこれまでの採用活動の中で感じた「転職活動の極意」についてまとめてみたいと思います。よろしくお願いします。

 

 より良いキャリアアップや転職(再就職や正社員化も含みます)を支援する活動をしている際に、よく研修参加者やセミナー受講生などから「これから転職を考える方に一つだけアドバイスするとしたら、どんな事をアドバイスしますか?」と、聞かれることがあります。私は、そう聞かれたら必ず「心身の危険が無いのであれば嫌気がささないようにして、今の収入減を確保(現職を維持)したまま転職活動を行う事」と言います。

 

 これは、現職から転職を考えている方であれば現職に留まったまま、派遣やアルバイト・パートなどの方はその仕事をしながら転職活動や正社員化を行うということです。今回は、その事の大切さについて掘下げてみます。

 

転職活動を別の何かに例えてみると?

 いきなりですが転職活動を別の何かに例えるとすれば、私はスポーツだと思います。ご存知のとおりスポーツは、頭でいくらイメージしていても体で表現できなければ意味がありません。転職活動も同様で、頭でいろんな事を考えていてもそれを、

 

・会話で

・リアクションで

・声で

・ビジュアルで

・経験で

 

相手(採用担当者)に“入社して頑張りたい”という意思と共に伝えていかなければなりません。そして、スポーツ同様その全ての行動(会話も含まれます)にメンタル的要素が深く関わってきます。転職活動は不安などで、心が乱れていては相手に良い伝わり方はしない(緊張や不安をどれだけ解消させて転職活動に臨むか)というポイントを理解する事がまず重要なのです。

 

 これは、私が以前ある企業の面接を受けに行った時の事です。面接官が質問をした後(私が答えるのを待って)に必ず3色ボールペンを出したり引っ込めたりカチカチさせるのです。質問も厳しく威圧的で、返答に意識を集中したいのにカチカチという音が耳障りで、私をイライラさせる意図を感じました。しかし、私はそのシーンをドラマで見たことがあったので「うわ、ドラマのまんまだよ・・・。」「うぇ、こんな面接やるとこ初めて当たったよ!」「最後まで付き合ってみてみよう。」と考えながら割と平気に答えていくことができました。どうしてでしょうか。

 

 それは、この企業に落ちても私には今の会社(現職)があるから痛くも痒くもないからです。しかし、私がもし無職だったらこうはいかなかったと思います。「この採用試験、どうなるんだろう。」という考えは確実に頭をよぎります。その考えの割合が、どんどん高くなってイライラと不安から集中できないかもしれません。家族の落胆した顔、また一からハローワークなどで職探しをしている自分、出口の見えない転職活動。ネガティブな感情がこみあげてきて顔は不安と落胆で歪んでいるに違いありません。自信の無さが体中から伝わっていた事でしょう。そんな、顔や態度で“頑張ります!”といくら言いきってみても説得力がなかったと思います。

 

企業が嫌うブランク期間などはつくらない

 会社を辞めて転職活動をされている方と話をすると「一旦、区切りをつけるために休息して就職活動に専念したかった。」「すぐ次が決まると思った」「辞めないと(スムーズな引継ぎをしないと)元の会社に悪い」という理由を挙げる方が少なくありません。この様な転職アプローチは、前述で紹介した転職活動を支える大きなバックボーン(収入基盤)を失うばかりか、転職先の企業にも警戒感を抱かせます。それは、ブランク(離職期間)が生じてしまう危険性があるからです。

 

 企業によってブランク(離職期間)の捉え方は様々ですが、離職して3ヶ月以上経過したらブランクと考える企業が多いです。(但し、国や県、市の再チャレンジ制度・職業訓練校(委託校)卒業者はもう少し早い段階から判断するケースもあります。)そうすると、区切りをつけて休息で1か月。ハローワークなどに通って職探しに1か月。履歴書や職務経歴書を作成して面接を受けはじめて1か月。などといった具合に3ヶ月間はアッという間に過ぎてしまいます。

 

 また、ブランクは、ある転職サイトが実施したアンケート集計によると、実に90%の採用担当者が「ブランク期間は不利になる可能性がある」と回答しているほどです。疑心(というほどでもありませんが、チェックのポイントにはなります。)を抱いた人にその疑心を一掃してもらう為に説明をする。その大変さを想像してみましょう。転職活動でもブランク期間は、必ずと言ってよいほどその生じた理由を聞かれますので、丁寧かつ相手に真意が伝わるようなアプローチをしないといけなくなるのです。

 

 「ブランクが生じてしまった場合、そのブランクをどう捉え転職活動を行っていくのか」については、別の機会にジックリご説明いたしますが、ここでは「回避できるリスクは生み出さないことに限る。」ということを是非、認識しておいてください。

 

今回の記事のまとめ

<ポイント>

転職活動は在職(現在の職を維持)しながら行うようにしましょう。

 

<理由>

転職活動は、より良いパフォーマンスで企業に入社の意思を伝えるためには、精神的な余裕を準備やバックボーン(収入基盤)で維持しながら行う事が重要です。また、現職を辞めてからの転職活動は、企業が最も嫌う“ブランク(離職期間)”を生じさせるリスクもありますので、在職しながら転職活動を行うスタイルやスケジュールを確立していく事が必要になります。

 

ライター

菊本健司IT系上場企業の現役採用責任者

「現役の採用責任者が語る転職のいろは」シリーズ

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地方のIT上場企業で現役採用責任者(部長職)で年間200名以上の採用を行う傍ら、就活セミナーの講師などを兼務。就職活動をグローバルにとらえ、3つの節目「1.内定を取る」「2.就職した企業で正社員を維持・正社員のまま転職(あるいは、再雇用・正社員化)」「3.再雇用などセカンドステージに備える」においての”より良いキャリアアップ”をどの様に行っていくかを自身の経験や体験を交えて大学生、専門学校生、職業訓練校生やキャリアアップ研修受講生若者再チャレンジ対称者(再雇用・正社員化・転職)等に伝える活動を展開中。

採用担当者ゆえに企業(採用側)の事、学生の事、面接を中心とした就活テクニックの今、が分かる事を強みに、一般的なキャリアメイク講座とは一味違う、役に立つアドバイス(セミナー)を実践することがモットー。

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