来年高校3年になります。
進路の希望を出さなくてはいけないのですが、
いろいろ調べる中で歯科技工士という仕事を知りました。
自分はフィギュアやプラモなどが好きで手先もそれなりに器用な方だと思っています。
歯科技工士の仕事はそういった作業が多いと聞いて、楽しんで仕事ができそうだなと思いました。
ただ、ネットなどで調べてみると技工士はとてもつらい、厳しいという情報ばかりが出てきて驚きました。
国家資格の仕事なのにそんなひどい状況だなんて、信じられません。
ちょっと面白おかしくオーバーに書いているんですよね??
検索してもあまりにもネガティブな事ばかりなので逆に信じられません。
現役の歯科技工士さんにお聞きしたいのですが、
ネットでのこういった情報はどれくらい正確なのですか?
特に給料や休日について教えて頂けるとうれしいです。
- 転職ステーション
- 医療・福祉・保健系職種
- 歯科技工士
- みんなのQ&A
- 歯科技工士になろうか迷っています、実情を教えてください
質問
歯科技工士になろうか迷っています、実情を教えてください550view
最新の専門家コラム
- 40代女性が転職で今後10年20年働ける職場を見つけるには?【リクルート出身者監修】
2022.05.16
- 転職市場で信仰残る「30歳限界説」は今どうなっているか?
2022.04.12
- 合格可能性を上げる「志望動機」の書き方3ステップ
2022.03.08
- 転職エージェントと2人3脚で転職を成功させる方法
2022.02.06
- 会社にバレずに転職活動を行うテクニック
2022.01.07
質問に回答するにはログインしてください。
回答
4件の回答
歯科技工士を目指す前に知っておいてください。そしてよく考えてください。
求人票のうえでは、歯科技工所の勤務時間はだいたい通常午前9時から午後7時くらいまでということになっていますが、実際はこの時間は全くあてになりません。早朝出勤・深夜まで残業は当たり前です。
勤務時間が長くなる理由は、歯科技工物は患者さんの予約に合わせた納期という締め切りがあります。現在日本国内全体で歯科技工士の数が足りず、作らなければいけない歯科技工物の数を一人当たりに換算するとかなりオーバーワーク気味となっています。それに加えて、歯科技工物は1個がいくらという計算で製作されていますから、作れば作るほど儲かるのです。
間に合わないので長時間勤務になり、儲けを出すためにたくさん製作して長時間勤務になる・・・という状態です。
知人での技工士は「朝6時から深夜2時まで」というような信じられない長時間勤務をしていました。社長と大ゲンカをして退職し、別の歯科技工所に転職しました。こういった厳しい例も実際にあります。
休日もあってないようなもの、という雰囲気が歯科技工士全体の雰囲気としてあります。技工物の中には一気に作業を進めなければならないもの、鋳造や陶歯を焼き上げる窯など長時間の温度管理が必要なものなどがあります。休日でも作業場に顔を出し何らかの作業をしなければいけないような状況もよくある話です。
他には単純に納期に間に合わないので休日返上といった場合もあります。
また、歯科技工士を対象とした講習会や新しい技術の勉強会なども沢山開催されているので、それらに参加して勉強するのも歯科技工士として必要なんです。
平日は過酷な勤務時間をこなしているので、休日は死んだように眠るだけ・・・というのも普通のことです。
一度現場に入ってしまうと、感覚がマヒしてしまったり周囲に流されてしまって異常な勤務に疑問を抱かなくなってしまうこともあります。
ネットに載っている情報は真実です。先の回答者さんたちが答えていることも本当のことです。
ただ、厳しい回答ばかりが続いているので、少し明るい話をしますね。
勤務先によって事情は変わってきます。
歯科医院内勤務、大手メーカーの技巧室勤務などの場合は、勤務時間は比較的求人票通りです。
特に歯科医院勤務の場合は、お盆・正月には薬局や外注の歯科技工所など関係業者が一斉に休みとなるので、休日を確保しやすいです。
あと、最近増えてきた海外資本の歯科技工所は、わりと残業は少ないと聞いています。
厳しいですが、検索で調べた情報は本当です。
上の方もおっしゃっていますが、受験にもまだ間に合います。
趣味と似たような作業だから・・・と安易な考えで歯科技工士になってはいけません。
技工士は本当に給料が少なく、休みがなく、社会保障もない、信じられないような仕事環境です。
そもそも、失礼ですがフィギュアやプラモとは求められる精度が全く別世界です。
そういった趣味の方が歯科技工をやればある程度楽に仕事ができるだろうなとは思いますが、仕事と趣味の両方を楽しむということ自体が難しい職業です。
万が一、腕の立つ技工士として高収入を得られるようになったとしても、趣味を楽しむ時間などなくなります。自分が技工所を立ちあげ、たくさんの技工士を雇って引退し、座っていてもお金が入るようになってからでないと人生を楽しむ余裕などありません。
あなたの進路から、歯科技工士という選択自体を消して考えてください。本当です。
全て真実です。オーバーに表現している情報はないと考えてください。
今から進路を考えるという段階なら、私は絶対に歯科技工士はおすすめしません。
給料は普通の事務よりちょっといいかちょっと悪いか、という程度です。これが国家資格の給料です。信じられないかもしれませんが事実です。
休みはとても少ないです。ボーナスも同じです。出ないところも多いです。信じられないかもしれませんが本当です。
フィギュアやプラモが好きな技工士は実際多いですが、そちらを本業にした方がまだ稼げるんじゃないかと思うくらいきついです。
まだ一年以上ありますよね。受験勉強もまだまだ間に合います。その考えで歯科技工士になるのは絶対にやめてください。趣味は趣味として楽しんでください。技工士をやりながらではその趣味に使うお金も時間も体力も得られませんよ。