転職サイトを見ていたら募集要項に「メーカー勤務」の文字を見かけました。自動車の会社は全てメーカーではないのでしょうか?また、募集要項に「ディーラーの営業です」ということも書かれていることもあります。この部分が分からないのでよろしくお願いします。
質問
自動車ディーラーとメーカーの違いは何ですか?152view
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回答
1件の回答
まず簡単に説明すると、自動車メーカーは自動車を開発している会社ですね。自動車の原型となる金型を設計する部署もありますし、自動車に使われているコンピューターなんかを開発している部署もありますよ。メーカーでは、設計・開発はもちろんですが自動車を組み立てていく工場もあります。自動車を作っている大元の会社がメーカーとなるわけです。次に、自動車ディーラーですがこちらは各自動車ディーラーの子会社になります。自動車メーカーの下に自動車ディーラーが位置付けされることになります。
この自動車ディーラーでは、自動車メーカーで作られた自動車を販売することが仕事の会社になります。なので、自動車メーカーと違って設計・開発をする部署はないですし自動車を組み立てていく工場なんかもありません。自動車ディーラーにあるのは、自動車メーカーで作られた車両を展示するためのショールーム、自動車を整備するために設けられた整備工場や事故を起こしてしまった車両を修理するための板金工場です。メーカーで作られた自動車を販売することと、販売した車両を整備、修復していくのが自動車ディーラーの仕事となっています。
自動車メーカーと自動車ディーラーでは、当然行っている仕事内容は違うのですが親会社と子会社となってお互いに協力関係になっています。例えば、自動車ディーラーで販売された車両に乗っているお客様からの要望やクレームがあったとします。この要望やクレームの内容によって、メーカーまで話を持っていく場合があります。自動車ディーラーだけで解決できる内容であれば受け付けたディーラーでお客様の対応をしていきます。
しかし、自動車ディーラーだけで対応が難しいと判断されるような内容であればメーカーと協力して解決に努めていくことになっていきます。この内容ですが、車両そのものの品質が悪いと判断されたものであるとメーカーが対応していく形になっていきます。
こういったケースはあると言いましたが、ただこのようなケースはごくわずかで自動車メーカーが直接お客様に対応することはめったにないことも事実です。でも本当に難しい対応になるとメーカーも協力してくれるので心強いです。さらに、自動車ディーラーにはお客様に販売する前に行う製品チェックのようなこともやっています。自動車メーカーで作られてきた車両を改造したりすることは決してできませんが、自動車ディーラーに努めている営業や整備のスタッフが車両をチェックして、個々のつくりが悪かったりもっとこうしたほうが使い勝手が良いと感じるところの内容をまとめて自動車メーカーに通達します。この内容によって自動車メーカーは新しく作っていく自動車をより良いものにするため試行錯誤していくのです。お客様からの要望などをまとめて自動車メーカーにフィードバックすることもありますよ。こういったところが、自動車メーカーと自動車ディーラーの違いかなと思います。