建築会社とレンタルサービス業界の関係って?2view

中途採用の求人募集でレンタルサービス会社があり、業務内容の主な取引先に「建築・土木関連企業」とありました。
 
レンタルサービス会社といえば、近所にショップもありますが、七五三の衣装とか餅つきの杵と臼とか紅白幕とかビンゴゲームマシンとかしか思い浮かばないのですが、一体、建築会社とどのような繋がりがあってどのような取引きや売上げがあるのでしょうか?
 
レンタルサービス業界にいらっしゃる方やそれに関連する企業にいらっしゃる方からのご意見が聞けると嬉しいです。転職活動に役立てたいと思います。

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回答

1件の回答

  1. tabatha 2017/01/23 17:45

    某中流建築会社・・・いわゆるゼネコンで、現場監督と仕入れ等を担当しています。私からの回答で大丈夫でしょうか?

    そうですね、レンタルと建築というといきなりピンとは来ないかもしれませんね。
    実際、私も直接レンタルサービス会社さんとやり取りを頻繁に行っておりかなりお世話になっており助かっています(土木会社さんも同様です)。
    ではどのようなニーズがあるのかをご説明したいと思います。

    当社はじめ各ゼネコン企業は、ビルやマンションなどの施工を開始するにあたり、その施工場所、いわゆる「建築現場」に「建築現場事務所」を必ず設けます。私のような現場監督をはじめ、建築(土木)作業員が事務作業をしたり、時には休憩できる「雨露しのげる」場所が必要なのです。その現場事務所に必要な物品「全て」をレンタルサービス会社さんに発注します。
    まず、そもそもの「事務所」となる「仮設ハウス」にはじまり、その中に設置する、いわゆる事務作業に必要な品目全てになります。具体的には、事務机・椅子、電話機、コピー、FAX機、エアコンも。そうそう、電話は電話機本体だけでなく「電話回線」もレンタルしてくれるんですよ。もちろん回線引き込み・開通作業もレンタルサービス会社さんが専門業者に代理依頼してくれるので大変助かります。
    また、休憩室には、長机、パイプ椅子、湯沸しポット、コーヒーメーカー、カセットコンロ、湯のみややかん、灰皿1個までレンタルで用意してくれます。至れりつくせりですね。
    ですので私たちは、現場事務所が立ち上がったら、それこそこの身一つだけで現場に乗り込むだけでいいのです。ボールペンくらいは自分で用意しますが(笑)。

    また、現場事務所だけでなく、現場の中でも様々な品目をレンタルで利用しています。
    ショベルカーやフォークリフト、ボーリングマシンなどの特殊重機はじめ、仮設トイレ、足場用のパイプや板、防音・防塵ネット、細かいものではカラーコーンや虎ロープなどもです。
    (ちなみに私の社で利用しているレンタルサービス会社さんは重機の取り扱いのみされていませんので、重機専門レンタルサービス会社に別発注しております)

    レンタルサービス会社さんを私たちゼネコンが利用する利点は、上記のように「全て揃えてくれて手間がない」という理由も大きいですが、もっと根本的なことを言うと、それだけの多種多様な品目全てを、ゼネコン企業が保有・保管することが物理的に不可能だからなのです。建築現場は一過性のもの。建物が建ってしまえばその場所ではもうそのハウスも事務用品一式も必要なくなります。(数十年後に改修工事が入れば別ですが)

    では、「購入して次の現場でまた使えばレンタル料を節約できるのでは?」とお思いになるかもしれませんが、実はその方が余計に手間と経費がかかってしまうのです。
    その現場から次の現場で使うまでの間、保管場所が必要になります。汚れたり破損したものがあればメンテナンスしないといけません。その手間と経費は、計算すると実は膨大な金額で、とても確保できるものではありません。レンタルの方がよっぽど安くつきます。

    さらに最大の理由として、
    「購入した物品はその企業の『資産』となるが、レンタルなら『経費計上』できる」ということです。
    つまり、「資産」として扱われるとなると「課税対象」になっていまいますが、レンタルならその現場でかかった「経費」として扱えるので、プラスマイナスの幅が大きく出るのです。極端な話、「買うよりレンタル料の方が高い」ケースでも、私たちはレンタルを選びます。それでも総合的にみると「安くつく」からです。

    このように私共ゼネコンは、レンタルサービス会社さんとは切っても切れない関係にあり、常に密接にお仕事をさせて頂いております。参考になりましたでしょうか?

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