既存のソフトウェア製品に、お客様の要求事項をアドオン開発する仕事をしています。現在、7年目のプログラミング技術者(28歳)です。
プロジェクトの開発体制(というか商流)は、
お客様(エンドユーザ)→SI会社(受注元:1次請け)→ソフトウェア製品会社(2次請け)→我が社(アドオン開発:3次請け)
という形になっており、私の会社はいわゆる3次請けです。主に、2次請けのシステムエンジニア(導入SE)がお客様の要求事項をヒアリングし、要件定義書を作成します。私の会社は、その要件定義書を元にアドオン開発を行い、2次請けの会社に納品しています。
このような体制でずっとやっておりますので、私には上流工程(要件定義)の経験がなく、当分、経験する見込みもありません。
「ソフトウェア業界は、製造(MK)要員は腐るほどいる。」、「顧客折衝も含め、要件定義ができないとダメだ。」などとおっしゃるエンジニアの方もおられ、30代になった自分を考えると、上流工程に参画できる職場環境に転職したほうがいいのか?このまま、メイキング(MK)職人としてやっていくのか?悩んでいるところです。もうすぐ30歳ですが、転職するなら30才までに、と考えています。
そこで、上流工程を経験したエンジニアの方と、製造(MK)工程を職人の如く貫かれている方、双方のお立場の方から、上流工程を経験したほうがいいのか?アドバイスを頂ければと思います。
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3件の回答
上流工程はやれるようになったほうが断然いいよ!要求定義、要件定義も大事だけど、顧客との折衝力は絶対あったほうがいい。顧客の要求を全部飲んでたら、絶対予算オーバーになるからね。顧客には一定以上の機能はあきらめてもらうよう誘導する話術も必要だよ。
大規模な基幹システムになると、要求定義は現場(システム利用部門)とやって、見積もり折衝は情シス(予算執行部門)とやる、みたいな時もあるからね。
私は主に、基本設計、詳細設計、製造、単体試験工程を担当していて、エンドユーザと係わることは稀で、社内で作業していることがほとんど。本人の考え方によると思いますが、私は特に上流工程の経験が必須とは思っていません。どちらかというと、一人でコツコツやるのが好きなほうだからかもしれないですが。
今の会社は独立系のソフトハウスですが、社員の平均年齢が30代後半くらいで、割と高めです。新人もあまり入ってこないので、毎年、高齢化が進んでいる・・。
なので、40代以上の管理職がいっぱいいて、その人達は最近のプログラム言語はまったくわかってなくて、「要件定義打ち合わせと謝罪打ち合わせしかできない。」と陰口をたたかれています。(要件定義の資料は私達のような社内エンジニアが作っているので、客先で読んでいるだけ。)
開発案件が複数重なると忙しいのですが、社内エンジニアのほうが重宝されています。
システムエンジニアとしていろいろな工程を経験しました。顧客と要件定義の打ち合わせもいろいろ場数を踏みましたが、私の経験からすると、上流工程もやったほうがいいと感じています。
といいますのも、エンドユーザは技術に疎い人もおられるので、そういう方々と会話するスキルもあったほうがいいと考えるからです。
以前、製造工程に特化したエンジニアの方と一緒に要件定義の打ち合わせに行ったことがあるのですが、そのエンジニアの話し方がプログラム寄りすぎて、エンドユーザには全く伝わっておりませんでした。
例えば、ある帳票を印刷するバッチ処理があり、出力対象のデータが0件だった場合、「エラーを返却しますが、いいですか?」とエンドユーザに質問しておられました。(そのエンジニアの頭の中には、IF文のコーディングイメージがあるのですね)
ですが、本来確認すべきことは、「お客様が実行したバッチ処理結果が”エラー”と表示されたほうがいいですか?それとも、バッチ処理結果は、”正常”と表示させ、出力帳票自体に、”出力対象のデータが0件でした。”と印字されるほうが望ましいですか?」という運用者目線の仕様なのです。
プログラマーの方がシステム運用者の目線で話しをするには、多少の慣れが必要と思いますが、システムエンジニアとしての仕事の幅を広げる意味においても、視野を広げる意味においても、上流工程は経験すべき、と考えています。