海外で日本語教師をしていつ方いますか?仕事は大変ですか?トラブルは多いですか?やりがいは大きいですか?
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海外で日本語教師をしている方いますか?164view
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1件の回答
私が日本語教師という仕事に就いたのは今から1年半ほど前です。現在中国にあるとある大学の日本語学部に在籍して日本語専門の学生たちに日本語を教えていますが、海外にいる関係で直面したトラブルの量は数えきれないほどあります。
その中でも最も困難を感じた場面といえば、やはり何といっても中国語の壁です。私の大学では日本語専門の学生は1年生から4年生までで100名ほど、中国人日本語教師は6名。日本人日本語教師は私1人となっています。唯一の日本人として、学校にいる内は私は中国語を話す必要は全くないのですが、1年に1回そうではない時があります。それは新入生が入ってくる時です。新入生はもちろん日本語など話せるわけもなく、彼らに対する初めての授業では私は少なくとも中国語で対応しなければいけません。もっと中国での経験が長ければ問題なかったのでしょうけれども、中国に来てまだ半年という時にはこれ以上感じた事のないくらい緊張しました。半年で中国語で授業をできるわけもなく、あの時は思い出したくもないくらいの失敗です。今では1年半経験していますので中国語はある程度できるものの、語学を教える立場として、教員自身も語学に長けていなければならない特殊な仕事だと思っています。
中国での生活は思っていたより良好でした。外国人教師を担当する係も居て、住居も提供してもらえるし、水道光熱費も学校負担という場合も珍しくありません。他の中国人教師に比べて現地でも給料はかなり高めに設定されていて、中国で生活する分には全く問題ないと言える水準でしょう。また、大学勤務ということで夏休み・冬休みも当然ながらあり、夏休みは2カ月、冬休みは1か月半日本に帰国して、まったく仕事のない時間をゆっくり過ごせます。これは日本語教師の特権です。契約にもよりますが、長期休暇の間も給料は発生しますから嬉しい限りです。中国に行く日本人、中国で仕事をする日本人は年々減っていますから、日本人を採用する側も待遇面には注意を払っているようです。
仕事の中で最もやりがいを感じた部分といえば、やはり学生の成長に尽きます。語学の分野は成長が顕著に表れますので半年で別人のように成長する学生もいます。教員が手をかけただけ成長してくれるため、こちらも労を惜しまず接してあげることができ、試験に合格すれば一緒に喜んであげられます。これだけは一つに絞ることはできません。私にとって全ての学生が愛する存在となっています。