社労士の待遇の実態276view

よく通信教育やスクールの広告で、社労士は青天井であるとか、勤務先で高額な資格手当、独立開業しやすく女性でも家事育児との両立が可能、年収1000万は軽い、などとうたわれていますが、果たして実態はどうなのでしょうか。

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1件の回答

  1. addinton 2017/02/01 18:16

    あくまで私のいち経験談ということで聞いて頂ければと思います。私は30代後半で社労士資格取得をめざし、実務経験を積むため、開業社労士の事務所でアシスタント(補助者)として雇用してもらいました。

    最初の2か月は時給800円+通勤手当(一律)2万円でした。9時~17時の6時間勤務で週5日、週30時間労働ですが、残業が月20時間ほどsり、残業手当は25%割り増しですべて支給されていました。3か月目からは月給15万円+通勤手当2万円+残業手当20時間はすべて支給されました。賞与は年2回ありましたが業績不振(のようでした)で1回5万円、年10万円ほどのため、年収は250万円ほどです。

    2年目に国家試験に合格し有資格者となりましたが、待遇は変わりませんでした。福利厚生としては、厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険に加入していました。

    その他、私はこういった「福利厚生」は好きではありませんが、残業していると社長(経営者・社労士の先生)が、1000円前後のお弁当や牛丼を差し入れてくれたり、残業後に食事に誘ってくてれ他の人と一緒に居酒屋やファミレスで食事をすることが週1回はありました。忘年会のかわりに日帰りバスツアー(1人1万円程度)に参加させてくれたりもしました。

    所感として、無資格のときの待遇は、まったく未経験であった点も考慮すると、世間一般の事務職会社員の待遇としては良い方であったと思います。

    資格取得後は、有資格者として何ら優遇してもらっていない、という思いはありましたが、もともと長く勤務するつもりはなく、経験を積むため、また固定収入をいただくためでしたので、不満とは思っていませんでした。

    周囲の人は、有資格者となったのであればもっと優遇されてしかるべきだと言っていましたが、当時の勤務先の経営状況を見ても、現在のハローワーク求人内容を見ても、有資格者が待遇面で優遇されることはあまりないので、私の経験が「ふつう」だと思ってもらってほぼ間違いありません。(有資格者が優遇されるのは、採用にあたってぐらいです。ですので、最初は有資格者でなかった私を雇ってくれた経営者には今も感謝しています。)

    事務所は社長のみ有資格者で、他に10人ほどアシスタントを雇用していました。顧問先は200件あり、仕事量としては十分でした。この顧問先と仕事量であれば、事務所を借りてアシスタントを10人雇っても、十分成り立っていくはずでした。しかし事務所は常に火の車で、給料の遅配はありませんでしたが、社会保険料は滞納されており、過去のものを分割納付することも苦しい状況、法人税も滞納していました。

    なぜ、そのようなことになったのかといえば、顧問先がきちんと支払をしてくれていませんでした。売上高は多いのに、売掛金ばかりがふくらんで行くような状況でした。

    未経験で無資格だった私を、快く迎えてくれて世間並の給料をくれるなど、経営者はお人よしではありましたが、顧客に対しても強く請求できず、支払されていないのに次の仕事をしてあげてしまう。雇っている人に対しても全員一律で2万円の通勤手当を支給しているが、実際に2万円かかっている人は誰もいなく(私も実際は5000円程度)、有資格者と無資格者の区別もない待遇など、「どんぶり勘定」的なところが多く、細かいことの積み重ねで経営が圧迫されていったと思います。

    こうしたことを半面教師として学ばせていただいたことをふくめ、経営者には感謝しています。

    少し話がずれましたが「社労士は青天井であるとか、勤務先で高額な資格手当、独立開業しやすく女性でも家事育児との両立が可能、年収1000万は軽い」というのは少しイメージが違うかと思います。もちろん開業してうまく集客できれば十分可能ですが・・・。

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