保護施設の動物看護師の仕事内容は具体的にどういったものですか?また仕事においてトラブルなどは多いですか?もしこのサイト内に動物看護師の方いらっしゃったら回答ください。
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保護施設の動物看護師の仕事内容は?397view
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回答
1件の回答
保護施設の動物病院で勤務をしています。
一般の患者さんもきますが、メインは保護をした動物たちの治療、支援をしています。
普通の動物病院とは少し違い、野生動物の治療もするので幅広く知識が必要です
元々は実家も動物が多くいた環境もあり、将来的にも動物にかかわる仕事がしたいと思い就職したのがきっかけでした。
保護施設でもあるので、野生の鳥や人間に傷つけられた動物なども保護されて運び込まれたら治療、自立まで支援するので、あまり人間に慣れないようにするのも治療のひとつです。
野生に戻るのであれば人間は警戒の対象として覚えてもらわないと、また同じように怪我をしてしまいます。
人間が住む環境は野生動物たちには不便なもので、落ちているゴミですら時には凶器に代わり、お腹を空かせた動物が食べてしまうと命にかかわることにだってなるんです。
それでも野生動物たちはどんどん自然を追われているので街におりてくることも珍しくはありません。
そんな動物たちを保護、支援するのが仕事になります。
最近じゃペットブームなこともあり、気軽にペットを飼って捨ててしまうことや、知識不足でケガをさせてしまうことも昔に比べてだいぶ増えてしまいました。
そのような人たちをなくすのも私たちの仕事であると思っています。
ペットとして生涯ともにするパートナーであり、動物として同じ世界で共存をするものでもあるので人間と動物が環境良く暮らせる状況を作れるのも、その架け橋になるのは動物医療従事者だと思います。
今まで仕事をした中で最大のトラブルは、大災害時の動物たちの治療です。
大地震があったとき、山火事があったとき、ペットが怪我をして治療することはもちろん、逃げ出した動物たちが迷い込んでそのまま野生化してしまうのを保護をすることもしていたので、ほとんど寝る間もおしまず活動していました。
室内飼いの動物たちが逃げ出したことで、慣れない外の世界でケガをしてしまったり、他の動物にやられて傷ついたり、倒壊した建物で飼い主の帰りを待ち続けて栄養不良になっていたりと、様々な動物たちがいました。
全てを保護、治療できるわけでもなくもう助からないとわかった動物に関しては諦めなければならないことも多かったのがとても辛かったです。
それでも少しでも助けれる命があると思いボランティアの方々と協力して保護、捕獲してきました。
そのおかげで家族と再会できたペットたちも多くいました。
被害にあったのは野生動物たちもです。多くの動物たちの命も失われました。
助けたくても機材や医療道具も不足している状況だったので限られることしかできなかったのは今でもとても悔しい思いです。