私は少人数の社会保険労務士事務所で勤務社労士として10年近く働いていますが、今、転職しようか迷っています。
入所してから結婚し、もうすぐ子供も生まれようとしています。最初は毎年昇給もあり、やりがいも感じていたのですが、昨年あたりから給料も頭打ち、ボーナスもそこそこで、生活に余裕が持てません。
今さら転職するのもきついかなと感じていますが、しばらくは妻も働けませんので、なんとか打開策を探しています。
将来の展望としては、当然開業することも視野に入れていたのですが、現状では開業するより企業への転職を希望しています。
自分のような立場から転職した、または開業された方からのお話を伺えたらありがたいと思います。よろしくお願いします。
質問
勤務社労士の身の振り方、開業か企業へ転職か?251view
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回答
3件の回答
私も社労士事務所で勤務社労士でした。そして今も同じ立場ではあるのですが実は転職もしました。とにかく普通に勤務社労士でいるとよっぽど手広くやっている事務所でなければ、そりゃあ給料も頭打ちになりますよね。
以前はそんな感じで、先輩社労士たちもある程度経験を積むと順繰りに開業していくような事務所に勤めていました。そして自分もそろそろかなと思い始めたころに、そこを辞めていった一人の先輩社労士から声をかけられました。先輩は開業してかなり成功したらしく、人手が足りなくて困っているようでした。普通の事務職を雇おうかとも思ったそうですが、自分が事務所にいる時間もないくらい忙しくて、いちいち素人に指示したり教えたりする暇もなかったので私に手伝ってもらえないかというお誘いだったわけです。
今はその事務所でお世話になっているのですが、将来開業できるようにとりあえず自分で見つけてきた得意先は自分で担当して、顧問料からの取り分もいくらか自分に入るようになっていて、開業する際には持って行っていいよという約束をしてもらった上での転職となりました。仕事が増えたら増えただけ自分の収入に直結するとなると、本当にやりがいがあるなあと感じています。
と、こういう転職もあります。参考になればいいのですが。
僕はあなたのような立場から開業した者です。やはり給与の安さに対する不満が大きかったからですね。ただし、僕はその時も今も独身ですので、わりと簡単に開業に踏み切れたのかもしれませんが。
社労士事務所の勤務社労士はいわば開業社労士のお手伝いであり、修行させてもらっている身ですから、どんなに誰よりも長く働き、たくさん担当を持ち、顧問料を最も稼いできても、開業社労士以上の報酬がもらえないのは当然ですよ。
僕の場合こういった不満は、企業に就職したところで社長にでもならない限り解消されるものではないだろうと思いましたからね。
まあその分、開業としてやるからには責任も非常に重くなりますし、事務所を借りたりする維持費なんかも結構かかるわけです。風邪で寝込んだりもできませんよ、他に代わりはいませんから。ですから、開業するにあたってはある程度の収入が見込めて、体力というか持久力がないとしんどい経営となるでしょうね。
あなたももう10年も勤務社労士をやっておいでだから、社労士としてのノウハウはしっかりあると思います。あとはあなたの考え方次第で、開業でも転職でもきっとうまくいくはずです。
優先順位からいくと、今は家族が増えて養わなきゃいけないときなんだから、ひとまずどこかいい会社に転職してみるといいのかもしれないですね。将来、それでも開業したいという夢を持ち続けていたら、その時は開業すればいいと思いますよ。開業するのに定年はないんだから、それこそ会社を定年退職してからでも間に合いますよ。
男性で、結婚したり、子供が生まれたり、家を買う、という節目の時にはどうしても出費が増えていきますから、自分の年収をアップさせたくて一度は転職を考える方ってわりと多いんじゃないですかね。
相談者さんの場合、これからお子さんが生まれることを考慮しても、開業よりサラリーマンになった方が給料も安定していていいですよね。
この期に及んで独立開業となったら、妊婦の奥様にとっては相当なプレッシャーがかかりますものね。
私は社労士事務所の勤務社労士として多くの企業を担当させてもらっていましたが、事情があって事務所を辞めるという挨拶に行ったときに、うちに来てくれないかという引き合いがいくつかありましたよ。
外部委託で社労士に頼んでいる企業であっても、そのように実は社員としてそういった人材を抱えたいと思っている企業はあると思います。
ある程度の規模で給与や人事の規定を改めたいと思っているところとか、業務を拡大しようとしているところなんかですね。
今の事務所で給料アップを狙うにしても新規開拓は必要になるでしょうから、そうした営業努力をしつつ、同時に転職先を見つけていかれてはどうでしょうか。
ご家族のためにも、どうぞがんばってください!