人材派遣会社は今後どうなっていくのでしょうか542view

私は派遣会社でコーディネーター職を5年務めています。
今の会社は派遣会社なのですが特定派遣ですので、昨年発表された特定派遣の法律に関して気になっています。暫定処置ということで3年は大丈夫と社長からも聞いてますが、今後特定派遣会社は無くなると聞かされてます。

今後派遣会社はどうなっていくのでしょうか?異業種に転職すべきか悩んでいますのでご意見お聞かせください。宜しくお願いします。

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1件の回答

  1. goddard_5 2016/12/18 8:26

    特定派遣会社に18年勤務している42歳営業職です。

    過去にも派遣法がたびたび改正され、その都度多くの会社が廃業に追い込まれ、場合によってはその契約の切り替えのタイミングで職を失った派遣労働者も少なくないと思います。
    私がこの業界に入った年は1998年でちょうど派遣法が改正された直後で対象業務が26業務に拡大され、1999年には派遣の自由化で様々な職種が派遣をして大丈夫になった、そんな時代でした。
    その当時勤めていた会社は一般派遣業だったのですが、当時は請負契約も混在して契約していた時代でした。特にIT技術者は、個人事業主で働くことにこだわりを持っていました。
    派遣会社も1998年当初は緩い契約で派遣社員を雇用していましたが、社会保険や年金の問題が社会問題になった位から、派遣会社で働く派遣社員が保険非加入であることが問題となり、社会保険の強制加入となりました。
    そうすると、社会保険は会社も保険料を負担しなければいけないため、コスト的に膨らんでしまうため、社会保険の強制加入を逃れるために、コスト面で派遣契約よりも有利なため、請負契約を推奨する会社も増えていました。
    もともと請負契約は、取引先の会社が指定する契約形態だったり、派遣労働者の希望でこの契約形態を選択するケースがほとんどでしたが、この頃には派遣法を逃れる目的で請負契約をする派遣会社が増えてきたため「偽装請負」や「偽装派遣」という名前で社会問題化し、派遣会社に対する基準が一気に厳しくなりました。それが2007年頃だったと記憶していますが、当時はリーマンショックも重なり、派遣を利用する企業もコストダウンで派遣社員の契約を削減する傾向にありました。
    それから10年近く経ち、その後も「派遣で働いている人は派遣会社に搾取されている」と見る国の施策で、届出制で審査の緩かった特定派遣が廃止となった訳です。

    特定派遣が廃止となり、一般派遣と統合になりますが、それまでの3年間の猶予期間で新制度の認可基準を満たせる特定派遣の会社はほとんど出てこないと私は考えています。
    現在私が勤める会社も特定派遣の認可で派遣業を行っていますが、派遣先の企業に対して、約50名の社員が出向している形になります。

    私の会社が、今後この派遣契約がどのようになっていくのかはまだ派遣元企業とも話がついておりませんが、特定派遣の契約で続けていくことはできませんので、どこかのタイミングで契約内容を切り替えることになると思います。その時の選択肢として、現在私が勤めている会社と同じ状況に置かれた特定派遣の会社が取る施策としては以下が考えられます。

    ①労働派遣の認可を受ける基準をクリアし、労働派遣の認可で派遣業を続ける
    ②労働派遣以外の請負契約などで事実上、派遣業を続ける
    ③労働派遣の認可を受ける基準をクリア出来ず、廃業

    私の想像では、私が勤めている会社は③になる可能性が濃厚のため、今私が勤めている会社は②の可能性を模索しているのではないかと考えられます。そしてほとんどの会社が②を模索している可能性が高いです。
    今回の改正で、一般派遣の会社にはあまり影響はありませんが、特定派遣で派遣業を行っていた会社の大半は廃業に追い込まれることで、派遣を取り巻く全体の仕事量も縮小に向かうと考えられます。しかし、企業は自社雇用を増やせない会社も多いので、派遣会社全体としては今後も続いていると思います。

    全くの異業種への転職は厳しいので、転職をするのであれば、今取引のある会社などからも含めてじっくり焦らず探してみるのもどうでしょうか?

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