私は学校の社会の教員をしていて全くの畑違いなのですが友人が人事コンサルに転職しようとしています。正直かなりハイスペックな人材が多そうな業界なんですがその友人は業界未経験なんです。未経験でも人事コンサルって門戸はあるのでしょうか?
質問
未経験可でもokの人事コンサルの求人ってありますか?7view
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1件の回答
未経験でも人事コンサルにはなれます。逆の言い方をすれば、必ず人事コンサル経験や人事部経験が必須とされる人事コンサルの方が全体的の求人の中では少なくなります。
多くの場合、これらの経験は「あると尚可」の項目に分類されます。このような経験を「必須」とする会社は、概ね少数精鋭の外資系ファームか、管理職以上のポジションであることが多いです。若手~中堅で人事コンサルになりたいにも関わらず、未経験を理由に躊躇するのであれば、その必要はありません。
但し、もちろん誰でも良いというわけではありません。これらの経験に匹敵する別の強みが求められることが多いです。例えば、「各種企画経験」「ソリューション営業経験」「大学や研究機関での研究実績」「自身でビジネスをリードした経験」「海外法人との共同プロジェクト経験」等が挙げられます。
つまり、未経験者の場合は、人事コンサルとしての出来上がり具合よりも、これからの人事コンサルとして伸びるだけの基礎能力や素養があるかを試されています。言い換えれば、一般的なコンサルタントに求められる素養があるのか、もしくはこれまでの職歴の中で、それに類する経験をし、しっかりとした成功体験を収めてきたのかを試されています。
もちろん、人事に関する知識・経験はあるに越したことはありません。しかし、それはコンサルティングの一領域にすぎません。人事コンサルであることよりも、まずはコンサルタントとしての基礎力が十分にあることの方が重要だと考える企業は多いです。
それを検証するために、少なからぬ会社が面接の際に「ケーススタディ」を行います。これは、あるテーマを与え、考えさせ、その結果に関して面接官とディスカッションするものです。多くの志望者の方が嫌がる部分ではありますが、これによって、それらの企業では「論理性」「コミュニケーション力」を確認しようとしています。
また、ケーススタディを行わない企業でも、これまでの職歴に関して、未経験の場合こそ、深く聞いていきます。これまでの職歴の中で、コンサルタントとしての素養が発揮されてきたかを面接官は気にしています。受ける側としても、自分の強みを説明できる経験を事前に十分整理しておくとよいでしょう。
未経験でこの業界に入ろうとする場合は、面接官が気になるのは「なぜ、人事コンサルになりたいのだろうか」ということです。よく「人が好き」「人が企業のすべてだから」というようなことを答えて終わる方がいますが、それでは不十分です。また、そのようなレベルの回答は面接官は毎日のように聞いています。
奇をてらう必要は全くありませんが、「なぜコンサルティングなのか」「なぜ人事なのか」を十分に考えてから面接に臨むべきでしょう。そこに経験に裏打ちされたあなたらしさを感じられれば、未経験であることは、それほどのビハインドにならないはずです。