DTPオペレーターからWEBデザイナーを経験して、校正の仕事を最近始めました。自分がオペレーターをやっていた時代から、校正専門職のことを「プロ校(プロ校正)」「校正マン」「専門校正」といろんなところで呼んでいるのを耳にしました。校正の仕事を始めていまさらですが、「プロの校正者」の定義というようなものはあるのでしょうか。
正直、自分の校正物に自信が持てなくて、プロの校正者とはどういう人のことを指すのかと気にしています。一般的にでも個人的な意見でもプロの校正者とはどういう人のことの言うのか意見を聞けたら嬉しいです。
校正者になってわかったことは、校正者ってフィードバックされないんだな・・ということです。DTPオペレーター時代も、WEBデザイナー時代でもかならず、「お前、ここきちんと直ってなかったぞ」と叱責されたり、デザイナー時代でも「◯◯をもっとこうして・・」のようなリテイクがありましたが、校正職は見落として刷りなおしなどの事故があった場合は連絡が来るので見落としがわかりますが、通常の作業では見落としの指摘などもされることがないため、自分がきちんと校正できているのかわかりません。
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「プロの校正者」の定義を教えてください715view
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回答
2件の回答
プロの校正者の定義なんてあるのかなぁ?
得意な分野によって違うし、一概に「◯◯ができたからプロの校正者」って定義なんてないと思いますけどね。
オールマイティーになんでもできる校正者がプロといえばプロだけど、そういう校正者にはなかなかお目に書かれない気がします。
私は流通系のディレクションしてますけど、信頼してる校正者に「◯◯さん、カタログやったことある?」って聞いたりすると
「いやー、カタログはあんまり経験ないんですよねぇ・・」とか言われますからね。
まぁ、中にはカタログでも流通系でも社史とか読み物でもなんでもやれるぜ!って校正者とも付き合いありますけど、なかなかいませんね。
ちなみになんでもできるぜ!って校正者に言わせると
「オールマイティーにできるやつはなんでもソツなくこなすけど、なにかに特化した校正はできないから2流だ」ってよく言いますね。自分のことは1流だって豪語してますけど(笑)
校正専門の方に仕事をお願いしてる身からすると、プロの校正者と感じるのは「的確な疑問と原稿の赤字を見落とさない校正者」でしょうかね。
私もディレクターという職務上、校正業務もやりますが、意味のわからない疑問を書かれると疑問を読み解くのに時間がかかってほんとにイライラします・・・。流通系なので時間との勝負なのに、校正戻しのトリステに8時間かかったりすると自分で校正やったほうがはえーんじゃねーか!とか半分キレますね(苦笑)
でも、この人にお願いしたいと思うような校正者だと、疑問も的確で赤字の根拠やどこから出た疑問なのかなどもきちんと1枚の校正紙に書いて完結してくれているのでプロだなぁ・・と思います。ただ、質問を読んで確かに事故った時は材料とか渡して詰めるけど、普段の校正さんへのフィードバックはあんまりしてないな、と思いました。まぁ、その時間がないんですけど。
校正10年の中堅どころの校正者だと自負してる校正です。
プロとしての校正者の定義は難しいですね。プロの校正者としての自信はついてきていますが、個人的な意見をいうと「プロの校正者」というのは仕事を愚直に迅速にできる人ではないでしょうか。オペレーター経験があり校正戻しを見たことがあるのならご存知かもしれませんが、「これ拾ってくれてホント助かった!」というようなミスがあると思います。そういうのを絶対に拾うのは校正の仕事なので、オペレーター時代に経験されたんじゃないかと思う「これ拾ってくれて助かった」を拾うのは最低条件だと思いますね。
また、個人的意見ですが校正者は大きく分けて4種類に大別できるじゃないでしょうか。
技量の順に挙げていくと、
仕事が早くて固い(赤字を落とさない)校正者>仕事は遅いけど固い校正者>仕事は早いけどザルい(本当に校正してる?これ?というようなゲラを返す)校正者>仕事は遅い上にザルい校正者
の4種に大別されると思います。
この中で本当のプロの校正者は、仕事が早くて固い校正者じゃないでしょうか。これが定義と言えるかどうかわかりませんが・・・
校正が早ければディレクターから喜ばれますが、赤字を落としてはなんの意味もありませんし、校正が固くても責了・下版のタイミングで遅々としてゲラを返してくれない校正者も困ると思うので。
あとは、赤字と疑問(エンピツ)の使い分けができる校正者でしょうね。くだらない疑問を出しまくる校正者もいますが、正直、アリバイ疑問を出す校正者って多いよなぁ・・って思います。
もちろん、校正はディレクションはしませんから疑問を出すのが当たり前なのですが、それにしてもくだらない疑問を出す校正者は多い。
そして、赤字を出さない校正者も多い。
赤字を校正が入れなくて誰が入れるんだ!などと私などは怒られながら仕事を覚えてきたので、赤字にすべきところをエンピツにしちゃう校正者は甘いなぁ。と思います。