現在、法務部で働いています。大学、大学院と法律を勉強してきており、元々は弁護士志望で司法試験に何度かチャレンジしたこともあるので、法的知識については一定水準以上あると思います。
法律事務所への転職も視野に入れて現在転職活動中なのですが、例えば法務部と企業法務専門の法律事務所の仕事って変わりますか?法律事務所の仕事がいまいちつかめないので・・・。
法律事務所のスタッフがどういうことをやるのか、法務から転職できるのか等、教えて頂ければ嬉しいです。
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3件の回答
法律事務所のスタッフの業務内容としては、判例のチェックや書類の不備等が無いか、そして書類作成もあるし、そのまま裁判所へ提出しに行くことや法務局へ登記手続きをしに行く等々、作業ベースの案件がかなり多いイメージですね。事務作業が好きな方であれば特に問題なく転職できると思いますよ!
やることは変わりますが、法律事務所の人材不足も結構深刻な事務所があるので、ある程度法律に対して明るい方であれば採用されると思います。私自身、法学部出身というだけで特に司法試験等を目指していたわけではございませんが、採用されましたので。
給与面で言えば、通常の会社の総務部の方々よりは若干多く貰えていますが、法務部よりはおそらく少ないと思います。ただ、仕事は楽しいですし、土日祝日は休みなので、ワークライフバランスは取りやすいですね。何せ法律を仕事にしている方々が法律違反をするわけにはいかないので(笑)、休みもしっかり取らせて貰えますし、労働時間も長時間労働はないように帰らせて貰えまます。
以前法律事務所で働いていて、企業の法務部へ転職しました。
私の経験上、法律事務所と法務部の決定的な違いは「当事者意識」にあります。
法律事務所はあくまでも他人で、勝てば良いけど、負けても手段を尽くせば特に痛い目を見ることがありません。しかし法務部はその企業の代表として訴訟に挑まなければなりませんし、当事者意識がはっきりとしていて、そういった面で言えば法務部の方がやりがいはあるのではないでしょうか?
法律事務所にいた頃は、当事者意識というよりはお客様のため!という気持ちの方が強いですし、その気持ちをどこまで持っても結局は他人事なんですよ。。。
そういったこともあり私は法務部へ転職したのですが、一概にどちらが良いとは言い難い部分があるのも正直なところです。
法律事務所では色々な訴訟案件に関わることができて、それはそれで面白いですし、法務部は一つの課題に対して最初から最後まで関わることができるので面白いです。
質問者様の質問に答えるとすると、法律事務所と法務部は機能・役割が全く異なるので、業務内容も異なります。どちらでやりがいを感じるかにもよりますが、収入で言えば法律事務所のスタッフはあまり高くはないですね。なので、法務部から法律事務所への転職はそれなりの覚悟と目標が必要になるかと思われます。
法律事務所で法律を勉強しながら司法試験をもう一度目指す!とかであれば止める理由はありませんが、それ以外の理由であれば、あまりお勧めできる転職ではないと思います。
たまにやりがいを求めて法務部から法律事務所へ転職してくる方もいらっしゃいましたが、結局給料の安さに長続きしたためしがありません。今一度よく考えてみてください。
法律事務所で事務員をしている者です。反対に、私は法務部での経験がないため、法務部が何をやっているのかは現場をみていないのであまり理解していないのですが、契約書作成やレビュー等という認識で宜しいでしょうか?
その点だけ見れば、業務内容としては同じですが、法律事務所の場合、それが契約書の作成自体がお金に代わるものですので、当然弁護士先生のチェックがありますし、最終的には弁護士先生がクライアント企業の方々と合意を取って納品するといった形になります。
また、他の仕事であれば、弁護士先生から依頼が来る「判例探し」や、裁判所への資料の提出や、パラリーガル的な方だとクライアントの相談の前捌き業務的なことをやったりもしますね。とにかく、法律に携わる時間は非常に多く、かつ手続き的な部分も多いので、正直法務部所属の方とは業務内容が似ているようで異なっている気がします。
あと法務部の方はおそらく紛争になる割と前段階から携わると思いますが、私たち法律事務所の人間は紛争が起きてから参加することが結構あるので、非常にスピード感が求められていますし、実際の訴訟の経験も法務部では滅多にないと思いますが、法律事務所では当たり前のことのように裁判所に行き、争っています。
企業法務専門といえど、当たり前ですが個人相手の仕事も舞い込んできますし、一概に企業法務専門ということも無いかと思われます。