アパレルブランドでパタンナーをしています。
最近、他社の商品の方が出来が良いように感じてきて、なんだか思い悩んでしまっています・・・。
他のブランドに転職することで、今よりもパターンの技術が得られるようになるでしょうか?
質問
パタンナーの転職はスキルアップにつながるでしょうか106view
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1件の回答
隣の芝生は青いとも言いますが、他社ブランドの商品が良く見えることは多々ありますよね。実際に比較してみると値段と縫製仕様が自社の近似商品よりも優れていると感じることも多く、生産管理職の私としても悩みの一つになっています。
デザインの優位性を真似することは不当競争防止法違反になってしまいますので出来ませんが、パターンの良さや縫製仕様による着心地の追求に関してはグレーゾーンになっていると思いますので、現状の商品に反映していっても良いのではないでしょうか?
環境によってはそのような動きに対し否定的かもしれませんが、質問者様のキャリアアップとして考えれば大きな一歩となることは間違いないことでしょう。その一歩でそのアイテムの売上が大きく伸びることになるかもしれませんし、苦手だった先輩も認めてくれるきっかけになるかもしれません。パタンナーに関わらず、他社商品を研究することはとても大切な業務とも言えるでしょう。
さて、転職することがパターン技術の向上に繋がるか。この点に関してはあなたがどんな商品を作りたいかに関わってきますので一概にこうとは言いにくいのですが、ほとんどの場合プラスになるのではないでしょうか。
良し悪しの基準が曖昧ですので受け取り側の問題になりますが、様々な商品に触れる・携わることは大きなメリットになると思います。特に私のような生産管理職に従事している立場からの目線でパタンナーを見た場合、信頼できるのはその人の多様性でした。パタンナーの強みとしてこの多様性(≒経験値)をどれだけ持てるかかがキャリアアップの中で大きな要素とも言えます。
ある程度大きな規模で複数ブランドがある企業に属していれば、異動などによってそれまでとは異なる様々な経験を重ねることができ、転職することなくそれ相応のキャリアアップをしていくことも可能かもしれません。またコレクションブランドの場合、そのテイストをとことん追求することでパターン技術の向上を求められることもあると思います。
どんな環境だとしてもあなたが感じる足りない部分、追求したい部分が今の職場ではどうしても勉強・経験出来そうになかったとしたら転職は良い結果をもたらすことになるでしょう。
しかしながらそう感じる前に会社のため、果ては自分のためと思い今出来ることを探してみてください。先述の他社商品の検証もそうですがパターン技術に対しては専門的でありながら技術追求を積極的に取り組む企業が少ない状況です。そんな状況だからこそパタンナー個々人にその裁量は任されているとも言えます。
話を元に戻しますが、スキルアップ・キャリアアップは転職で得られることではありません。意識を高く持つことで現状を打破し、自分にプラスになるように進められればそれだけでも大きなスキルアップになることでしょう。今一度周りを客観的に見直してみてはいかがでしょうか?