図書館司書をしていてやりがいを感じた経験は?469view

図書館司書を目指している者です。まわりに図書館司書をしている知り合いがいないので、仕事をしていてやりがいを感じた経験などを実際に働いているかたに伺いたいです。業務のこともわかる内容だと尚嬉しいです!

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1件の回答

  1. 41display 2016/09/12 17:00

    大学図書館の司書として働き始めて三年目、派遣社員とは言え数々の仕事を体験させて頂きました。まだまだ図書館司書としては経験不足な面はありますが、それでもこの三年は充実した体験をしてきました。

    私の勤めている大学図書館は分館であり、蔵書量もそれほど多いと言うことはできません。本館に比べると倍以上の違いがあり、そしてその質もあまりにも違っているのが現状です。しかしそんな分館図書館であっても図書館としての機能は果たしており、そして司書とはその機能の中枢を担う存在でなければならないのです。

    そんな中で感じたやり甲斐とは、やはりレファレンスでした。図書館の使い方、蔵書の探し方、本の捜索。実に様々なレファレンスがありますが、その中でも特に難しく、そしてやり甲斐を感じたのは「特定の本を探している」のではなく「とあることが書かれている本を探している」といった曖昧なレファレンス業務でした。

    レファレンス業務は、熟練の司書であっても苦労する業務だといわれ、そしてそれは事実であり、私の上司である十年もの経験を持つセンパイ司書さんであってもまだ変なことを言ってしまうと嘆いています。

    レファレンスの依頼が来たのは昼頃でした。その時にカウンターは私しかおらず、私以外の職員は別の作業を行っていました。「もしわからなければ、すぐに遠慮なく呼んでくれて良いから」とセンパイの司書さんに言われていましたが、別の方からは「レファレンス業務にも慣れて欲しい」と言われていたこともあり、そのレファレンス業務を担当することになりました。その業務の内容については詳しく言うことはできませんが、レファレンス業務はまず図書館のOPACを検索し、利用者が求める図書を探すことから始めます。そしてその時は、その時点で幸先が悪くなってしまいました。というのも、私の調べ方では利用者が求める本がヒットしなかったのです。分館ですから蔵書量は少なく、本館にはあるものの利用者は今すぐ見たいと言うことで、分館に所蔵がある物を探していましたが、検索できませんでした。少し悩み、先輩司書さんに助けを求めようかとも悩みましたが、とっさに別の単語を思い浮かぶことができました。その言葉で検索すれば少数ではありましたがいくつかの蔵書がヒットし、その後で利用者にその本のある書架へと案内し、無事に目的の本を見つけることができて、レファレンス業務を終えることができました。

    「この本です、ありがとう」と言われたとき、ひどく嬉しく、そして例えようもない達成感に包まれたことを今でも思い起こせます。レファレンス業務としては基礎の基礎なのかも知れません。しかしあの閃きと、利用者の目的である本を見つけることができた喜びは、図書館司書のやり甲斐としてこれ以上はない物だと、私は感じました。

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