大林組や清水建設など、ゼネコン選びに迷っています。やはり就職するなら企業として中小よりも大手にすべきだと思っているのですが、その分残業や休日出勤などハードではないかと懸念しています。大手で仕事に就くメリットがあれば教えて下さい。
質問
建設業界では、やはり大手の建設会社に就職するべきですか?620view
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回答
1件の回答
東京スカイスリーなどを施工した大林組など、大手会社は給料などの高さがよくセールスポイントになっています。確かに給料は良いですが、それは現場の責任を持てる40代の場合です。ようは大手だろうが準大手だろうが、新人のうちから給料が高いなんて事はありません。しかし出世すれば大手の方が当然年収は高くなるでしょう。
設計や監督や職人、結局その人の技術が高ければ給料は高くなるという単純明快な話です。現場監督の中にはiPadを駆使して現場内を把握する人まで出てきています。
建設会社に就職を考えているなら、自分の理想は捨てましょう。働く前に新社会人として夢が大きすぎると挫折しやすい傾向にあります。建築は体育会系ですし、身を投じて働かなければいけません。働く前の意識として「この仕事が好きかどうか」を自問自答しておきましょう。その気持ちは強ければ、やりがいと誇りを持って出来るだけの業界です。
何も大手に限らず中小企業でもやりがいは充分に感じられる仕事だと思います。大手より準大手の方が、社員同士の雰囲気が良かったりもします。やはり大手になればなるほど施工主の期待や、規模の大きい工事になるので責任も伴います。準大手が劣っているという話ではなく、大手に比べるといい意味で力は抜けると思います。
現場に身を置くのか設計事務所に身を置くのか分かりませんが、設計は比較的現場監督より給料が低いです。新人のうちは力仕事や雑用に追われる現場が苦手なら、設計を選んだほうが良いでしょう。ただし、設計を選んだとしても現場とは何かを知るためにも、現場に足を運ぶ方がいいんじゃないでしょうか。現場を知ると知らないでは、自分が出来る仕事の幅が変わってくると思います。
私自身現場で働く身として感じることですが、現場を知らない設計士のもとに作られた建物は、施工の際で非常に仕事のしづらい状況が出てきます。業種によってある程度仕事の流れというものがあります。工程上、歪な部分は排除していただかないと、質の良い物作りになりません。マンションが完成して蓋を開けてみれば、何ともデザイン性や住み心地が悪い印象になってしまいます。
大手なら大手、準大手なら準大手にそれぞれポイントがあります。自分が働いた先の事を考えて、じっくりと選んでください。よく言われている事ですが、「建築は大手だからといって、いつ潰れるか分からない業界」だと聞きます。しかし、よっぽどな問題を起こさない限り潰れることはないでしょうし、大手が潰れると下請け協力会社にも多大な影響が出ますから、その心配はないと思います。