消費者金融へ転職したい105view

いま数ある企業の中で転職先を検討中でして、その中でも消費者金融へ転職したいと考えています。完全なる業界未経験なのですがコールセンター業務は経験がありますし給与も高いので惹かれています。そこで消費者金融に勤めたことがある方のこれまで一番辛かったことを聞きたいです。転職の糧にしたいです。

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1件の回答

  1. hamadryasbaboon_moom 2016/07/29 13:53

    40代女性です。だいぶ昔の話ですが参考になればと思い回答します。
    十年近いブランクを経て、派遣会社に登録し、最初に紹介されたのが、消費者金融の債権管理部門でした。
    コールセンターの立ち上げ一期生で、業務の六割が初期督促の電話発信、二割が電話受信、二割が顧客の属性変更に関する書類作成とデータ入力でした。
    督促と聞くと、敬遠する人もいるようですが、私は元々口が達者な方ですので、何の抵抗もなかったです。
    それに独身時代は、文具メーカーの総務部で、一般的な事務仕事を難なくこなしていましたし、結婚後も、しょっちゅうパソコンを使って、PTA関係の書類作成を手伝ったりしていましたので、社会復帰にあたって、それほど不安は感じていませんでした。
    最初は思った以上に順調でした。
    社員さんたちは皆、親会社から出向して来た年配の紳士ばかりで、法令遵守という基本精神から外れない限り、個人個人のやり方で自由に業務を進める事が許されていました。
    私は仕事のスピードはどちらかと言うと遅い方でしたが、他の人に比べてミスが少ない事と、入金約束を取り付けた件数に対しての実際に入金される確率が抜きん出て高い事を、密かに誇らしく思っていました。

    ところが半年ほど経ち、センター長が代わってから、状況が一変したのです。
    当初は定年間近のおじいちゃんだったのですが、新しくやって来たのは、私とあまり年の違わない、野心にあふれた現役バリバリの人でした。
    着任の挨拶の時、とにかくコール件数を上げる事が先決だと、熱っぽく言われました。
    新センター長は、それがそのまま入金率アップに繋がるという考えだったのです。
    最初私は、彼の言葉をさほど深刻に捉えていませんでした。
    今思うと恥ずかしいですが、私ほどの実績があれば、多少コール件数が少なくても、文句は言われないだろうと、高をくくっていたのです。
    また、他の人が発信に躍起になって、受信が疎かになりがちだったので、以前より積極的に電話を取るようにし、その結果、入金実績が更に上がったので、褒められこそすれ、咎められる事などある筈がないと思い込んでいました。

    ところが一か月も経たないうちに、私は別室に呼び出され、センター長から直々に注意されたのです。
    「あなたのやり方は、私がお願いした事と大きく違っていますので、改めて下さい」
    言葉は丁寧でしたが、言い方は冷酷そのものでした。
    それまで、こういう形で教師や上司からお説教を食らった経験がなかった私は、とてもショックを受けました。
    でも、かろうじて平静を装い、量より質を評価してほしいという事を、表現を変えながら繰り返し訴えました。
    しかしながら、彼は一貫して取りつく島がなかったので、こちらが折れるしかなく、最後に「わかりました」と告げた時には、不覚にも涙が一筋こぼれてしまいました。

    その後、暫くトイレで泣きました。
    このまま家に帰ってしまいたいとさえ思いました。
    でもあのセンター長に言われっぱなしで、辞めるのはあまりにも悔しすぎると思い直し、顔を洗って、自分のデスクに戻りました。

    それから、コール件数を上げる方法を一生懸命考えました。
    携帯が呼び出し音のみで留守電にならない場合、10回程度鳴らすというルールがあり、私はいつも11回待ってから切っていたのですが、9回に減らしました。
    留守電を吹き込む時も、若干早口にしました。
    コール結果の入力を極力シンプルにし、許可を得た上で、オリジナルの単語登録をして、時短に努めました。
    自宅のパソコンで無料のサイトを探し、毎日のようにタイピングゲームに勤しんだ事も、スピードアップに繋がったと思います。

    一番苦労したのが、電話をかける前に、他の人が残した履歴を迅速に読み取る事です。
    人によって表現が様々な上、「午前中はコール禁止!」とか、「携帯は勤務先の物なので、留守電吹き込み不可!」等の、大事な事が随分前に書かれていたりするのです。
    気づかずにかけてしまうと、大クレームに発展する恐れがありますので、毎回かなり前まで遡って丁寧に見ていたのですが、この段階を短縮しないと、劇的に件数をアップさせる事が出来ません。
    最初は本気で速読講座に通う事も考えました。
    でも想像以上に受講料が高かったので諦め、安いハウツー本を一冊買って独習し、後は新聞を毎日読む事などを通して、要点把握力の向上を目指しました。
    そんな努力の積み重ねで、コール件数が徐々に伸びて行きましたので、二度とセンター長から呼び出される事はありませんでした。

    それから一年くらい経って、社内システムがリニューアルされる事になった時、全従業員を対象としたアンケートが実施されました。
    私はコール履歴入力の統一簡略化と、重要事項を顧客氏名のすぐそばに赤字でポップアップ表示させる事を提案し、両方採用されました。
    その結果、全体のコール件数と入金実績が上がり、金一封を頂きました。
    額はほんの僅かでしたが、溜飲が下がる思いでした。

    もう十数年前の話です。
    今はまた専業主婦に戻っています。
    時々、あの頃の事を懐かしく思い出します。

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