レストランの社員とアルバイトは打ち解けられないものでしょうか?私は社員なのですが、アルバイトスタッフたちの本音が分からず店舗運営がうまくいかなくて悩んでいます。何か良い策があればご教示いただきたいです。
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レストランの社員とアルバイトの人間関係の構築19view
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1件の回答
全国にチェーン店のある某有名飲食店で、契約社員として事務、営業、法人応対をしていました。
この店の特徴は、毎晩ジャズを中心とした生演奏があることで、完全予約制の店であるということです。
それに伴い予約業務も一般的な飲食店の予約とは数も質もが違います。
私は、その予約業務の長で、アルバイトの人事、指導、統括というのが、日々の最も重要な業務でした。
その中で感じた悩みは、私とアルバイトの関係です。
仕事は基本楽しく、がモットーなので、私が上司とはいえども、高圧的な態度はとらないように常に心がけていました。
統括する方と統括される方という立場なので、人間関係における縦構造をゼロにすることはできませんが、部下の意見を「引き出す」のも上司である私の重要な業務の一つと考えておりましたので、必要以上の強要はしませんでした。
それだけ気をつけていたにも関わらず、週一度あるミーティングでは、なかなか意見を出してくれません。
意見を出さない理由が、現状に満足しているのならば問題ありません。
しかし、アルバイトが辞めたいと言い始めた時にその理由を尋ね、それが通常業務への不満だった、ということは一度や二度ではありません。
部下の意見を引き出すのがこんなにも難しいとは思いませんでした。
これに対して、私は大胆な解決方法を試みました。
それは、自分の部署での「敬語禁止」です。
敬語は相手に対する尊敬の気持ちを表せる良い言葉という反面、相手に対していつのまにか意見が言い難い空気を作ってしまう、という欠点もあるかもしれない、と思ったのです。
これには懸念事項がありました。
それは、予約業務中お客様に対しても友達言葉(いわゆるタメ口)が出てしまうのでは、ということです。
しかし、これに対して私は「大丈夫なはず」と判断しました。
その根拠は、そもそも普段から私達日本人は敬語を絶妙に使い分けることに慣れているからです。
身近な先輩に使う敬語、接客で従業員がお客様に使う敬語、先生や講師に対して使う敬語など、一言敬語と言っても、その段階(レベル)があり、それを社会人はうまく使い分けています。
敬語禁止は、抜群の効果がありました。
不満に思ったことや、改善したほうがよいと思ったことを、臆することなくすぐに口に出す時に、やはり敬語は重すぎます。
友達言葉にしてからは、本当に軽い調子で色々な意見を言ってくれるようになりました。
軽い調子で言う意見は質が低い、という見解には賛同できません。
人の不満や意見は、まず「数」が重要です。質は、その中で私が判断し取捨選択すればよいだけのことです。
NOと言えない日本人と揶揄されることの多い日本人ですが、その原因は「空気」にあると確信しました。
そして、その空気をコントロールすることこそ、上司の重要な業務だと感じました。